太田金山城

Historic spot Kanayama Castle

太田金山城(新田金山城)

金山城は、天守閣を持つ城よりも古い時代に造られた城で、金山全体の自然地形を利用して造られた「山城」という種類の城です。山頂を中心として金山全山にその縄張りが及ぶ金山城跡は、群馬県では初めて中世の貴重な城郭として昭和9年に国の史跡指定を受けました。

新田金山城大手虎口を右手下に臨む。奥には当時の武器庫兼兵の詰め所が復元されている
新田金山城大手虎口の脇にある月ノ池。本丸内にはもう一つ日ノ池があり、籠城戦での水の確保も万全だった
新田金山城敵を威嚇するように高く積まれた大手虎口の石垣。中世における山城での石垣は大変珍しい

新田金山城大手虎口を内側から臨む。両脇からの攻撃を避け虎口を駆け上がることは不可能にも等しかった
新田金山城1934年、金山城跡として国の史跡として指定。2006年には日本100名城(17番)に選定された
新田金山城金山から南側、太田市中心地を眼下に臨む景色。狼煙などを用いれば、利根川を渡る敵軍の様子も瞬時に把握できたことだろう

新田金山城馬場曲輪。いわゆる馬だし的な場所だったと考えられる
新田金山城金山嬢跡入口。大手虎口までは徒歩で約15分
新田金山城日ノ池は、飲み水の確保以外にも、戦勝祈願や雨乞いなどの儀式にも使われていた

群馬県太田市金山町40-98
※金山城跡を訪れる際は、史跡金山城跡ガイダンスも訪れることをお勧めします。また、ボランティアガイドの依頼などもこちらで行なっております。(要事前予約)